
受験生向けというよりは実務家向けの本 - 「会社法制の現代化」を図るために制定された新会社法のQ&A集である。本書は,法務省民事局の会社法及びその政省令の立案担当者の手により書かれている。もちろん,行政官による会社法解釈が法解釈において決定的というわけではない。しかし,解釈上・実務上の一つの権威となりうる著書であり,法律実務で会社法を扱う者にとっては必携の書である。前書一問一答 新・会社法と併せてもっておくと色々と便利だろう。 ただし,各種資格試験対策用の本として持つには,有用とはいえない。学説上大きな対立がある論争的ないわゆる「論点」の多くについて,項目自体が存在しないからである。論点の解答を求めて本書を参照しても空振りに終わることが多い。論点学習には不向きの本である。 会社法の制度・運用を知るために実務家・専門家はもっておくべきだが,資格試験受験生の試験対策本としては不要,といったところか。
実務家向きだと思う - 仕事で使ってる人を見かけました。かなり細かい項目にわたってQ&A化されているので、辞書を引くような使い方ができるのかもしれません。紙がかなりうすいので見かけよりも量がかなりあります。法務省の人が書いているそうで、法律の原案を作った人が書いたものだから根拠なんだ、という説得力があります。でも会社法は条文からして難しい。解説書はありがたいけど、それがいらないくらいに簡単な法律にはならなかったのだろうか。原案者の方。
なかなかいい - 会計士の受験生ですが、専門校のテキストが物足りない・説明不足なところがあったし、一度書店で手にした本で非常にできがいいと感じたので全体像をつかむために買いました。受験のためには内容が詳しすぎる感がありますが、ほんの構成は読みたいところがはっきりわかるので持っていて損はない、不安をなくすにはいい本です。本自体のクオリティーも高い。改正が多い会社法ですが一年間大事にしたい本です。